子犬のカミつき問題
※子犬のカミつきの対処法。
かまれるときの様子に注目
まず、カミつく原因を知ること。犬をよく観察します。
のと同時に、カミつく行為に関して2つに分けられますので、よく観察します。
- 噛み・・・攻撃的な噛みつき・執着対象物などを護るときにみせる行動。
- 咬み・・・調べると、「咀嚼」という意味になりますが、この記事内容からして、「口に銜える」というニュアンス。
上記2つを愛犬に当てはめていくと
- 撫でたり、抱っこの時に、歯が当たってしまうことはあるけど、噛んではいない。
- 私が何か手に持ってると、持っている手ごとカミ、持っていこうとする。
- カんでいる時の様子は、攻撃的な様子(鼻にしわを寄せて牙を剥き出し唸る)ではない。
このことから、2の「咬む」の方と判断しました。
もう少しわかりやすい例えでいうと、ひったくられる。人にもたまにいますね。渡そうと差し出したものをパシッと取っていく人…感じ悪いですよね。
というわけで、私はいつも犬にひったくりにあっていたわけです。
咬んじゃいけないものを教える
どんな種類のカミなのかがわかったので、咬んで良いもの・悪いものを教えます。
この頃の私はまだトレーナーとしての勉強をしていなかったので、思いつく方法が1つしかありませんでした。
その方法は、毎回ご飯の時にドッグフードを一粒づつ指でつかみ、あえて咬ませて叱る方法。
やることは単純です。
親指と人差し指でドッグフードをつまみ、犬に差し出すだけ。
こうすると、確実に指に歯が当たります。
歯が指に当たったら当然のように、「イタイ!!」と大きな声を出し、ビックリさせます。
我が家に来た時には、もう生後9か月だったので、子犬よりは力が強く、本当に痛い思いをしていました。
でも、いくら痛くても、この時は絶対にドッグフードを離してはいけません。
一粒のドッグフードで、何回かすると、犬はペロペロしてくるようになるので、そうしたらドッグフードを離して食べさせてあげます。
<この練習のポイント>
- ドッグフードはご褒美にあたります。
- ご褒美をあげるときは、良いことをした時です。
- この場合の良いことは、指に歯を当てないことです。
- 指に歯が当たることは、悪いことなので、ご褒美はあげません。
練習を終わらせるときは
一度の練習では犬は覚えません。なので何日もかけて覚えてもらうので、1食分のドッグフードの1/4ぐらいの量で終わりにします。
終わらせ方は、その日の一番いい最高の成功の時に終わらせ、残りのドッグフード全部をご褒美としていました。
他のことでも練習する
今後、手に持っている時に、何を持っている時に、咬まれると一番困るかという優先順位で、「食べ物」が一番興奮度が上がり、危険性が高いと判断したので、ご飯で練習しました。
ご飯でこんな練習するのは嫌だという声もあるでしょうが、「食べ物」を「オモチャ」に置き換えて練習をすることもできるので、試してみてください。
この方法が一番とはいいません。もっといい方法はたくさんあります。ご自分の愛犬にあった方法を選んでください。