子犬が小さいうちから室内遊びを学ぼう

みなさんは、室内でどんな遊びをしますか?

家の中では落ち着いた子にしたいと思っているのに、やっぱり室内遊びはしちゃいますよね。

 

ようは要求の時の興奮と、遊んでる時の興奮は別物で、メリハリがつけば良いのです。

 

室内遊び初級

<一人遊び>

コングなどの知育玩具で一人で遊ぶ。

お留守番で退屈な時に最適な遊び。

オモチャの中にオヤツが入れられたり、ペースト状の食べ物を塗り付けたりして、どうしたら中の物を食べられるか、考えさせるオモチャです。

知育玩具があれば、飼い主がいなくなったことに気付かずにいられるので、分離不安の症状が緩和されます。

分離不安とは精神的な病気にあたり、症状が悪化すると、行動療法と薬物療法を併用して治療を行います。

分離不安をなくすためには、犬の自立心を育てることにありますので、一人遊びもできるようにしておきます。

室内遊び中級

<引っ張りっこ>

遊び自体は「絶対勝たないといけない」ということはなく、お互い(おもに飼い主が)怪我しないように注意すれば、とっても楽しい遊びです。

遊びついでに、「放せ」というコマンドを教えるのに最適。

覚えれば、遊び以外の所でも使えるコマンドなので、ダメな物(飼い主の大切な皮のカバン)に対して行うよりも、楽しく教えられます。

 


<かくれんぼ>

名前を呼び、探させる。

この時ご褒美となるものが必要。

待てができれば、部屋の端からトイレ・お風呂場・他の部屋などに隠れて、探させる。

呼び戻しの練習に最適。

家の中でできるようになったら、家の外の広い公園でロングリードで遊んでる時に呼んで、強化する。

 

室内遊び上級

<宝さがし>

家の中のいろいろな場所にドッグフードまたは、オヤツを置き探させる。

最初は部屋すぐに見つけられる所に置く。

なるべくなら、目で見つけるより、鼻で見つけられるようにしたいので、臭いを嗅がせてから隠すと良い。

待てができれば、より遠くの色々な場所に隠して探させる。

 

鼻を使わせるという行為は、犬の脳の運動に最適です。

ちょっとした障害物の奥に置いて、どうしたら辿り着くか考えさせるのもいいですね。

 

室内遊びの重要性

お散歩に行けない時に効果を発揮します。

雨の日や台風の日には無理してお散歩に行かなくても大丈夫です。

そのために、トイレも室内でできるようにしておく必要があるので、トイレトレーニングしておきましょう。

お散歩に関しては次回説明するとします。

 

飼い主が出かけてる時、いたずらされないために、遊んでいいものを用意しておきます。

いたずらされたものの中に飼い主さんの臭いがついたもの(洗濯物の中の服など)があったら、それは飼い主さんの臭いがして安心できたから、勝手に持って来てしまったのかもしれません。

この場合、ただのいたずらではなく、分離不安の前触れかもしれないので、なるべく不安を取り除く配慮をしてあげなければなりません。

そのためには、日ごろから、「飼い主いなくても平気」という自立心を育てる必要があります。